20230129

大好きなひとへ お誕生日おめでとう。今日もどこかで元気でいてね、笑っていてね、楽しくいてね。生まれてきてくれてありがとう、大好きなひとへ。

 

いま、言葉が浮かんでは消えて、伝えたい言葉もありがとうもたくさんあるのにどれを選んでも嘘っぽくなってしまうような。いちばんまっすぐに嘘も翳りもなく伝えられる言葉はなんだろうと散らばった言葉を手に取っては、そうじゃないんだと手放して何度も書き直す。だけどどうしても顔を出す寂しさが邪魔をして言葉にならない。

 

スポットライトがあなたを呼んだのか、ステージがあなたを手放さなかったのか。芸の神様に愛されて、なるべくしてアイドルになったひとだと思っている。その反面で、持って生まれたものだけで残り続けられる程楽な仕事ではないことも、それはひらのさんのたくさんの努力とプライド、そして絶やさなかった野心があったからこその約11年だったことも想像できる。夢と孤独は背中合わせで、少しでも気を抜いたら立っているのもままならないようなそんな厳しい世界で走り続けることがどれ程大変なことか。嬉しいときも悲しいときも、時には腹が立つことがあってもカメラの前ではいつだって希望であろうとしてくれた。最高のアイドルで、アイドルの天才だった。ひらのさんがアイドルを終える最後の日、アイドルになってよかったと思えますように。これはエゴ、ぜんぶエゴ。でも、選んだ道に一筋の悔いもありませんように。もしも一筋でも悔いが残るなら、それがいつかの未来にひらのさんにとって意味のあるものになりますように。全員の100点にはなれないし正解もない、きっとわたしには想像出来ないくらい大変なものなんだろうと思う。でも、楽しくて仕方ないって顔をするひらのさんをみると大変以上の何か、ほんの一握りの選ばれしひとたちだけが知っている何かがそこにあるんだろうとも思う。

 

今日までここで「ジャニーズ」の「King & Prince」の「平野紫耀」であり続けてくれたことに心から感謝しています。ひらのさんがアイドルという仕事に真摯に向き合い、矜持を持っていることはわかっています、届いています。ずっとずっとそういうあなたの背中を見て追いかけて、遠くからたくさんのがんばれ!とありがとう!を言い続けてきました。届かないことはわかった上で、毎日毎日大好きで。今日もどこかで元気でいてくれますように、あったかいごはんをたべてたくさんねむれていますように、時々会いたい人に会えていますように。そうやって、今日もあなたが元気でいてくれることを願うひとがひらのさんが思っている以上にたくさんいます。ひらのさんが自分に簡単に丸をつけてくれないから、代わりにわたしたちが花丸をつけます。大好きだよとありがとうの気持ちを込めて、大きな花丸をつけます。だからもし、もしもこの先少しでも後ろを振り返ることがあれば、たくさんの人があなたに向けた想いがあなたがまた前に進むためのほんの少しの何かになればいいなと思います。ひらのさんが「この一年で何を残せたんだろうか、何も残せなかったんじゃないか」と言った時、あなたの背中をみせてあげたくなりました。自分の背中は自分じゃ見えないから、代わりに言葉で届け続けます。ひらのさんがアイドルでいてくれたことで、救い上げられたひとの心や人生、未来がたくさんあったこと、希望になっていたこと、ひらのさんが知らなくたって代わりにわたしたちは覚えています。意味があったよ、残せたものも誰かにとっての救いだったものもたくさんあったよ。

 

ステージに立つひらのさんに会えた最後の夜、大晦日の東京ドーム。客席をゆっくりと確かめるように眺めていたひらのさんも、楽しそうに歌って踊る「いつも通り」であろうとしたひらのさんも、泣きながら笑ってどうかこの景色をぜんぶ忘れずに心に残せますようにと縋ったわたしの夜も、ぜんぶまだ胸のなかにあって。時々取り出してはかたちを確かめるように、まだここにあることに安堵する。

また来年、あなたにおめでとうと言えますように。一年後のひらのさんが笑っていますように。この一年がどうか、ひらのさんにとって少しでも明るくあたたかなものでありますように。泣いた夜も楽しかった思い出もぜんぶ抱きしめて丸ごと全部持っていくから、どうか来年の今日みんなが笑っていますように。

26歳のひらのさんが、わたしのだいすきなだいすきなあなたが、素敵な一年を過ごせますように。生まれてきてくれてありがとう。1月29日、今日は特別な日。平野紫耀さん、お誕生日おめでとう。

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